Wine List
"Kami no Shizuku" #07


神の雫 巻別 ワインリスト


#59 甘くはないギフト

遠峰からもらい受けた平凡な出来の5大シャトーを飲み比べる雫、みやび、本間の三人。
それらを上回るワインを探すべく、ロベールを訪ね、ある人への手紙を委ねられる。
行った先はワインスクール。
そしてそこで命じられたのは、70~'90のボルドー左岸、3級以下500種類のワインテイスティングに使用されたグラス洗いだった。
3人はグラスに残されたワインを全てテイスティングしながら、グラス洗いの仕事に取りかかる。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・ラフィット・ロートシルト 1985 - ボルドー 遠峰から雫がもらった、平凡な出来の5大シャトー 楽天
シャトー・マルゴー 1970 - ボルドー 同上 楽天
シャトー・ラトゥール 1986 - ボルドー 同上 楽天
シャトー・オーブリオン 1978 - ボルドー 同上 楽天
シャトー・ムートン・ロートシルト 1990 - ボルドー 同上 楽天
#60 ボルドー左岸の宝探し

ワインスクールでグラス洗いをしながら、5大シャトー対抗ワインを探す、雫、みやび、本間の3人。
ラトゥール、ラフィット、ムートン、オーブリオンと次々と対抗ワインを発見。
残ったマルゴーは日本に於けるブランドイメージの象徴と受け、単なる味わいだけにとどまらない何かを込めて選びたいという雫の主張に共鳴する二人。
納得のいく候補はワインスクールでは発見できず、帰宅の途へ。
そこへ問題の高杉部長からみやびに食事の誘いの電話が入った。
#61 あれから二人、違う時間の中で

高杉はある「手痛い経験」から、
「世の中の全てのモノは、中味や本質ではなく、イメージで価値が決まる」
と気が付いたと語るが、その内容は思い出すと哀しくなるからとみやびに話すことを拒否。
「ル・パン」のおばちゃんは、ワインの名前はその本質と一致していくという話を雫とみやびにする。
そして二人に、哀しい事があった時のおまじないワインを勧める。
それを飲んだ二人は、マルゴー'70年に対抗するワインだと確信。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・ムートン・ロートシルト - - ボルドー ル・パンのおばちゃんが例え話に引用した 楽天
カロン・セギュール - - ボルドー 同上 楽天
#62 一流の証明

そして、対決の場。
5大シャトーの一本と雫たちが選んだ一本をペアにし、高杉部長とそのスタッフが銘柄を隠して試飲。
全てが一杯目が五大シャトー、2杯目が雫たちの選んだワイン。
2杯目を飲むたびに刮目する高杉、周囲は2杯目の方を五大シャトーと断言。
高杉が「一番美味しくない」と言うボトルのラベルは… シャトー・マルゴー。
ショックを受ける高杉サイドに追い打ちをかけるように、一杯目が五大シャトーだった事を明かす雫。
そして、マルゴーに対抗する最後の一杯を高杉に勧めるみやび。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン 1978 - ボルドー VS.「シャトー・オー・ブリオン」用ワイン 楽天
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト 1990 - ボルドー VS.「シャトー・ムートン・ロートシルト」用ワイン 楽天
シャトー・ソシアンド・マレ 1985 - ボルドー VS.「シャトー・ラフィット・ロートシルト」用ワイン 楽天
シャトー・タルボ 1986 - ボルドー VS.「シャトー・ラトゥール」用ワイン 楽天
#63 時を駆ける天馬

みやびに促され最後のワインを飲む高杉。
ペガサスに乗って過去の楽しかった思い出を巡る光景が浮かぶ。
明かされたワインは シャトー・シャス・スプリーン '70年。
部屋を出る高杉、追うみやび。
そこで高杉の哀しい過去を聞く。
シャス・スプリーンの意味は「哀しみよさようなら」。
みやびから聞かされた高杉は心からの感謝を…
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・シャス・スプリーン 1970 - ボルドー VS.「シャトー・マルゴー」用ワイン 楽天
#64 友とワインと焼き鳥と

みやび、高杉、石河兄弟の在籍した中学の同窓会。
高杉は雫と共に焼き鳥に合うワインを自ら選び差し入れする。
雫のデキャンタージュでワインをテイスティングする高杉。
中学時代サッカー部でゴールを決めた光景が思い浮かぶ。
「仲間」って感じがする。と高杉。
帰り道、雫に「俺はワインを極めていく」と宣言する高杉。
「負けませんよ、神咲さん。 ワインのことも それに…」
みやびの後ろ姿を見つめる高杉。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
コート・デュ・ローヌ 2003 ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス ローヌ 高杉の依頼で雫が選んだ、焼き鳥にあうワイン 楽天
#65 在りし日からの訪問客

ワインバー「モノ・ポール」で屯する雫とみやび。
若いカップル客が来店。高価すぎるシャトー・ル・パンの代わりになるワインを勧める藤枝。
店を閉めようとする藤枝の前に新たな女性客が現れる。それは藤枝のかつての恋人、秋絵だった。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・ル・パン - - ボルドー カップルが注文しようとした 楽天
#66 セピアに色褪せて、なお美しく

「モノ・ポール」で思い出を語る藤枝と秋絵。
藤枝は、30年もの年月を掛け再生させた畑で造られるワイン、シャトー・ピュイゲローで秋絵と乾杯をする。
二人の30年もこの日のための準備期間だったのか。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・ピュイゲロー 2001 - ボルドー 藤枝が秋絵に勧め再会の乾杯をした 楽天
#67 微笑みはミステリアス

雫とセーラは白ワインを飲みつつ、雫が表現するそのワイン描写に「同じだわ…双子のように似ている…」とつぶやく。
そして第二の使徒を示した遺書が明かされる。
冒頭の一文は… このワインは「モナ・リザ」である。
銘柄 vint. 生産者 生産国 地域 登場場面 価格
シャトー・オーブリオン 2001 - ボルドー 撮影後の打ち上げで築山が飲もうとした 楽天
ムルソー 2001 アルノー・アント ブルゴーニュ セーラと雫が打ち上げを抜け出して飲んだ 楽天
ニュイ・サン・ジョルジュ  レ・プリュレ 2001 アンリ・グーシュ ブルゴーニュ 遠峰が西園寺に部屋で飲ませた 楽天
#68 ダ・ヴィンチとの邂逅

車での一人旅の途中、アンキアーノのダ・ヴィンチの生家に立ち寄る豊多香。
遙かな時を遡った彼の魂は、そこで一人の芸術家との邂逅を得る。
彼のアトリエで「どちらを愛するか?」と謎を掛けるように見せられた2枚の女性肖像画。
右は夏に描いた、左の絵は春だ。
左の絵は子を宿したばかりの女だ、右の絵のモデルは答えられない。
右の絵はより力強くまだ絵の具の乾ききっていない若々しさが溢れていた。
左の絵は完成された柔らかさと慈しみが溢れ私の心を真綿のような優しさで包み込んでくれた。
私が愛するのは左の絵だ。
ロベールは、ワインの真髄をミステリーの謎を解くかのように推理しなければならないと雫に忠告する。
即座に行動を起こした遠峰が、一人旅だった先は…タクラマカン砂漠だった。